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環境問題について

国境を越えた環境問題

私たちの生活を取り巻く公害問題については,新聞やテレビで報道により,広く知られています。
しかし,これらの問題が及ぼす影響は限定的な範囲のものであるとされ,自然界で連鎖反応的に影響を及ぼしていることは,当時でははっきりしていませんでした。経済の発展とともに環境への負荷が爆発的に増大し,環境に対する負荷の原因とそれが及ぼす影響の関係が少しずつ分かり始め,それが国境や世代を越えて影響を及ぼすことがはっきりと認識されたのはつい最近といって過言ではありません。
環境問題は国際社会及び人類にとって非常に重要な課題でありますが,政治や経済と強く結びついているために解決が非常に困難です。そこで、各国が単独で取り組むだけでなく、国境を越えて協力していく必要があるとして,国連環境計画の活動を中心に広がりました。そして,1992年のブラジルのリオデジャネイロで開催された地球環境会議(通称:地球サミット)において,21世紀に向けて豊かで明るい地球環境を伝承する願いを込めた国家と人類の行動原則である「リオ宣言」とともに,この宣言の具体的な行動方針である「アジェンダ21」が採択されたのです。

ISO14001の制定

このアジェンダ21を受けて、企業や組織の社会的な活動において確実に環境への負荷を軽減するためのシステムが国際標準化機構(ISO)で検討されました。そして、1996年9月にISO14000シリーズ『環境マネジメントシステム規格』が制定されたのです。
「ISO14000シリーズ」の中心となるISO14001は,環境マネジメントシステム(以後,システムを略します)をつくり,それをきちんと維持するために必要な項目を定めています。つまり,何をしなくてはならないか(What to do)が定まっているだけで、「どうやって実施するか(How to do)」は、仕事の内容や会社の大きさ、設備によって自分たちで決めることができるのです。
このように,ISO14001は技術的あるいは経済的に可能な範囲で取り組むことができるため,とても自由なシステム設計ができます。ですから,工場のような環境に関係が深い業種だけでなく,学校や病院などでも導入することができるのです。
また,このISO14000シリーズは、ISO9000シリーズ(品質管理)とOHSAS18000シリーズ(労働安全衛生管理)と並び,企業運営の活性化と効率化を図るための経営マネジメントシステムとして有効なビジネスツールでもあります。ですから,企業や組織の戦略の柱として導入されるケースもあります。

広島商船高等専門学校は,全国の国公私立の高等専門学校に先駆け,平成14年3月にISO14001の認証を取得しました。以来,環境への取組みを実施しております。
本校の環境パフォーマンス等を記した環境報告書については,下記のリンクからお入りください。

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