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朝倉  和

教員紹介

氏名 / 英名 朝 倉  和 / Hitoshi Asakura
学科 一般教科
職位 教授
学位 博士(文学) 題目は『絶海中津の基礎的研究』
役職・委員

一般教科長、広報主事補

専門分野 日本中世文学
担当教科 古典(1年)、現代文(2年)、古典(2年)、国語(4年)、文学と思想(5年)、比較文学思想論(専攻科)
資格等 中高等学校教諭専修免許(国語)、剣道6段
所属学会・協会 中世文学会、和漢比較文学会、広島大学国語国文学会
TEL・E-mail 0846-67-3168

担当科目と概要

古典(1年)

 古文・漢文の基礎知識を押さえることからスタートする。その後、短めの古文と漢文を読解することにより、日本文化や中国文化の源流を探り、現在の国際社会に対応できる広い視野と素養を養成する。また、我が国や中国の古人独特の物の見方、考え方、感じ方の理解に努めることによって、コミュニケーション基礎力を養成する。

現代文(2年)

 現代文(評論、小説、詩等)や表現単元を通して、内容を文章に即して理解し、相手に自己を表現できるようになることを、目標とする。われわれ人間と「ことば」とは、決して切り離せないものである。事実、相手との意思疎通、知識・技術の獲得と提供、自身の思考、いわゆる「コミュニケーション」と言われる活動のいずれも、「ことば」を用いないものはない。そして、これら「コミュニケーション」活動はすべて、「理解」と「表現」とを土台としている。評論や小説、随想といった「表現」に触れ、その内容を適切に「理解」すること。また、相手に「理解」されやすい「表現」を心がけていくこと。授業を通じて「コミュニケーションスキル」基礎力を養い、よき「理解」者・よき「表現」者となることができるよう、意識的かつ意欲的な取り組みを期待したい。

古典(2年)

 地域指向の題材を選んで、授業をしている。本校の眼前に広がる瀬戸内海で戦いが繰り広げられた源平の合戦を描いた『平家物語』や、陶潜の「桃花源の記」を大崎上島に引きつけながら取り扱うことにより、瀬戸内近郊地域・社会に対する興味・関心・理解を深める狙いがある。古典作品を通して地域の特徴を再確認し、地域に対する愛着を育み、将来、地域のために活躍し、地域社会の生活・産業の発展に寄与する人材を養成したい。

国語(4年)

 前半は(1)日本語表現演習 と称し、日本語(特に科学・技術文章)の基本ルールを再確認する。これは、その後に続く、コミュニケーション基礎力の養成を目的とする(2)スピーチ・プレゼン、(3)文章作成 をより効果的な内容にする狙いがある。(2)スピーチ・プレゼン は、原稿の書き方・話し方・聞き方・質問の仕方等を学習する。(3)文章作成 を行う際は、文章の「型」や段落構成を、特に意識する。

文学と思想(5年)

 我が国や中国の文学作品(『徒然草』『論語』)を通して、当時の人々の物の見方・感じ方・考え方(思想)を理解し、多様な価値観や、人間的な幅の広さを意識させる。そして、社会に出てから特に必要になってくると思われる、強い精神力の持ち方、人間力・仕事力・組織力・経営力・交渉力の高め方、社会人やリーダーとしての在り方(規範意識)などを確認する。

比較文学思想論(専攻科)

 中国や西洋からの影響、中国文学・西洋文学との比較という視点を持って、上代から現代にかけての日本文学史を概観することによって、現在の国際社会に対応できる、多様な視点や価値観を養成する。特にその時代を代表するような作品を取り上げて、読み深めていく。

研究紹介

主な研究テーマ

  • 五山文学(禅林の文学)に関する研究
  • 瀬戸内海と国語教育-地域を愛する心を育む試み-

キーワード

  • 翰林五鳳集、五山文学版「百人一首」、花上集、詩の総集
  • 絶海中津、蕉堅藁、義堂周信
  • 若杉慧、エデンの海

研究内容
 <現在、科研(基盤研究C&学術図書)に取り組み中!>

概要

 五山文学の分野における、唯一の勅撰漢詩集である『翰林五鳳集』(以下、『五鳳集』と略す)に収録される膨大な詩作について、その作者や収集源を追究することにより、現在では散逸している作品集や、伝未詳の禅僧の作品の存在を明らかにしながら、『五鳳集』に関する基礎的な事柄を整理することを目的としている。

特徴

 『五鳳集』は、研究者の利用頻度が非常に高い割には、不明な点が多い総集である。多くの研究者が興味を抱いている、禅僧の散逸作品集(群)や、各詩の収集源を総合的に明らかにすることになれば、特に日本中世文学界における画期的な出来事になると思われる。大部な「五山詩の総集」という性格上、この成果は、五山文学を取り巻く研究者を刺激し、彼らが携わる様々な研究を促進させること確実である。

成果

 現在、東京大学史料編纂所蔵『諸書要目』11(仏教全書所収『翰林五鳳集作者索引』)を手がかりに、『五鳳集』収集詩の作者の整理を試みている。詩の収録数が多い禅僧としては、月舟寿桂、天隠龍沢、策彦周良、希世霊彦、琴叔景趣、瑞岩龍惺、江西龍派、仁如集堯、西胤俊承、虎関師錬等が挙げられる。一方、これは収集源が横川景三撰『百人一首』と特定できるが、1首しか収録されていない禅僧も数多く見受けられる。例えば、以遠澄期、観中中諦、岐陽方秀、古剣妙快、寂室元光、大本良中、曇仲道芳、物先周格、無求周伸等である。なお、『百人一首』と同じく、五山文学における代表的な詩選集(アンソロジー)である『花上集』も収集源の一つであり、『五鳳集』の収集態度は、かなり特徴的であることが察せられる。

業績

論文(査読有)

  • 「少年老い易く学成り難し」詩の作者と解釈について―「詩の総集」収載の意味するところ―」、『日本語学』(明治書院)20169月号「漢文の最新情報」
  • 「東福寺霊雲院蔵『花上集』巻末の附載雑録から見た禅林の文芸―喝食・少年僧を対象とする文芸の隆盛―」、『和漢比較文学』(和漢比較文学会)第53号、平成27年8月
  • 「五山文学版『百人一首』と『花上集』の基礎的研究―伝本とその周辺―」、『文学』(岩波書店)第12巻第5号(特集=五山文学)、平成23年9月
  • 「「薔薇」発掘―五山文学素材考―」、『国語と国文学』(東京大学国語国文学会)第88巻第4号、平成23年4月
  • 「『翰林五鳳集』の伝本について」、『汲古』(汲古書院)第53号、平成20年6月
  • 「伝絶海中津作「題太寧寺六首」について」、『汲古』第47号、平成17年6月
  • 「「少年老い易く学成り難し」詩の作者は観中中諦か」、『國文學攷』(広島大学国語国文学会)第185号、平成17年3月
  • 「五山文学における「和韻」について―絶海・義堂を中心に―」、『國文學攷』第179号、平成15年9月
  • 「絶海中津の関東再遊について」、『國文學攷』第163号、平成11年9月

学会発表

  • 「瀬戸内海と国語教育―地域を愛する心を育む試みの紹介―」、大学COC事業シンポジウム2016(於:広島商船高等専門学校)、平成28年9月
  • 「東福寺霊雲院蔵『花上集』巻末の附載雑録から見た禅林の文芸―喝食・少年僧を対象とする文芸の隆盛―」、第123回和漢比較文学会西部例会(於:大手前大学)、平成26年4月
  • 「『翰林五鳳集』の伝本について」、文部科学省科学研究費補助金特定領域研究「東アジアの海域交流と日本伝統文化の形成―寧波を焦点とする学際的創生―」2007年度文献資料研究部門シンポジウム(於:大阪大学)、平成19年9月
  • 「絶海中津『蕉堅藁』の伝本について」、第75回禅学研究会学術大会(於:花園大学)、平成16年11月
  • 「五山文学と薔薇」、中世文学会平成15年度春季大会(於:聖徳大学)、平成15年5月
  • 「五山文学における「和韻」について―絶海・義堂を中心に―」、第74回和漢比較文学会東部例会(於:大東文化大学)、平成14年1月
  • 「絶海中津の関東再遊―『仏智広照浄印翊聖国師年譜』に関する一提言―」、平成10年度広島大学国語国文学会秋季研究集会(於:広島大学)、平成10年11月

学内紀要

  • 「『花上集』抄訳稿―絶海中津詩―」、『広島商船高等専門学校紀要』第39号、平成29年3月
  • 「英語を用いた国語・古典授業の試み―ドナルド・キーン英訳『徒然草』序段の活用―」、『広島商船高等専門学校紀要』第39号、平成29年3月
  • 「瀬戸内近郊地域を舞台にした小説を教材にするコミュニケーションスキル教育について─若杉慧『エデンの海』の場合─」、『広島商船高等専門学校紀要』第38号、平成28年3月
  • 「古典教材を用いたコミュニケーションスキル教育について―漢詩の場合―」、『広島商船高等専門学校紀要』第33号、平成23年3月
  • 「瀬戸内海と五山文学」、『広島商船高等専門学校紀要』第29号、平成19年3月
  • 「兼好と禅宗―『徒然草』における禅思想の影響に関する覚書き―」、『広島商船高等専門学校紀要』第28号、平成18年3月
  • 「絶海中津の評価について―文学活動を中心に―」、『広島商船高等専門学校紀要』(広島商船高等専門学校)第27号、平成17年3月

その他

社会活動

社会活動

  • 大崎上島町文化財保護委員(平成29年~)
  • 中国地区高等専門学校体育競技専門委員〔剣道競技〕(平成22年~)

クラブ顧問

剣道部

毎週月~金16時~、土9:30~ 武道場にて練習。顧問3名、部員総勢11名。

主な戦績
(平成27年度)
高体連尾三地区:地区総体男子団体優勝、地区新人戦男子団体優勝、地区選手権男子団体優勝
高体連県大会:中国大会県予選男子団体第5位(ベスト8)、県総体男子団体ベスト16、県新人戦男子団体2回戦
中国地区高専大会:男子団体2位、男子個人3位
全国高専大会:男子団体ベスト8、男子個人ベスト16

(平成28年度)
高体連尾三地区:地区総体男子団体優勝、地区新人戦男子団体優勝・男子個人優勝・3位、地区選手権男子団体優勝・男子個人準優勝
高体連県大会:中国大会県予選ベスト16、県総体男子団体ベスト16、県新人戦男子団体ベスト16
中国地区高専大会:男子団体優勝、男子個人優勝・同2位・ベスト8(2名)
全国高専大会:男子団体ベスト8、男子個人ベスト16・1回戦